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出口王仁三郎の思想
世界平和実現への道

5 世界恒久平和とは

 

 出口王仁三郎師は、「人生の真目的は地の上に無窮の天国建つるにありけり」と詠んでいます。地上に恒久平和の世界(無窮の天国)をうちたてるのが神の意志であり、また人生の究極の目的なのです。

 

 恒久平和が実現した世界を“みろくの世”、“地上天国”と呼び、1930年代の王仁三郎師の話を総合すれば、以下のような世界を“みろくの世”と予見しました。

 その中には、既に実現しているものもあります。

 

  • 人々の仕事は適材適所となり、労働時間は一日に1時間ないし3時間でよくなります。

  • 信仰と芸術と生活が一体化した日常になります。

  • 教育は知識偏重のつめこみ主義ではなく、体験を重視し、各自の才能を伸ばすことが指針となります。

  • 農業は国の大本(たいほん)となり、地域の天産物を自給して生活することになります。

  • 土地は公有的なものとなり、皆が神からの借りものであるという意識に立ちます。

  • 貨幣を用いることなく、共通の通貨勘定ができます。

  • 小さな駅で世界行きの切符が買えるうえ、数時間で世界各地に到着し得ます。

  • 飛行機は絶対に墜落しない安全なものとなります。

  • 言葉は、各民族語と共通語(エスペラント)になります。

  • 家族構成は一夫一婦制となります

  • 都市は人口が10万人前後となります

  • 世界の総人口は56億7千万人になります。

  • 世界は一つの大家族のように結ばれます。

  • 長寿が尊ばれ、人の寿命は120歳以上となります。

  • 公害のないエネルギーが無尽蔵に供給されます。

  • 憎しみや争い、偽りはかげをひそめ、盗み、殺しなどのない世の中になります。

  • 貧富の差がほとんどなくなります。

  • 主権国家間の戦争がなくなり、世界の軍備は全廃されます。

  • 世界は12ブロックに約まり世界連邦政府が樹立されます。

  • 各民族の特性をみとめ、世界の人民はひとしく神の子であり、一つの神のもとに兄弟姉妹だという愛善主義の思想が徹底されます。

  • 天災地変はなく、病災もなく、戦乱は跡を絶ち、人は生活に苦しまなくてすむ、不公平のない世の中になります。

などと説明しています。  

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