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出口王仁三郎の思想
世界平和実現への道

2 「一つの神」宗際化への道

 

 「一つの神」とは、宇宙創造神はただ一柱であることを意味します。

 

 出口王仁三郎師は、次のように詠んでいます。

 

  『地の上にあまたの国はありながら

             信ずる神は一つなりけり』

  『神と言ひ仏といへど根本は

             みな愛善の別名なるべし』

 

 世界平和をもたらすために、まず宗教間にある“無形の障壁”を取り除いて、相互理解を深めることが重要です。宗教間の相互理解にも幾多の道程があり、単なる友好関係の程度なら比較的問題はありませんが、教義や祭儀に立ち至ると、それぞれが自己の信じる宗教を最高絶対視するだけに、極めて困難な問題に逢着します。

 

 宇宙創造神はただ一柱であると信じることによってのみ、神のもとに人類はすべて兄弟同胞であるとの自覚に立つことができます。

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