生命倫理 活動
私たちは、生きとし生けるあらゆる生命を守るために、「いのち」を尊ぶ主張と活動を進めます。
脳死からの臓器移植に反対します
出口王仁三郎:
肺臓と心臓の活動がまったく止むとき、霊と肉とがたちまち分離するときである。いずれにしても、この鼓動がまったく止んだ時は、人間の本体である精霊は直ちに霊界に復活しえるのである。
(中略)心臓の鼓動がまったく休止するまで精霊が肉体から分離しない理由は、心臓は情動に相応しているからである。情動は愛に属し、愛は人間生命の本体である。人間はこの愛によっておのおの生命の熱がある。愛による精霊と肉体の和合が継続する間は、精霊の生命はなお肉体中にあるのである。
私たちの主張
脳死患者は生きています。
移植以外の治療法の開発を促進すべきです。
最新の救命治療設備(脳低温療法など)を完全配備し、脳死に至らずに救う治療を優先すべきです。
ノンドナーカードを配布しています
ノンドナーカードは、「脳死を人の死とは考えない。
だから、脳死状態からの臓器提供はしません」と、
明確に意思表示するためのカードです。
「脳死状態」になったとき、「臓器提供しない」と
はっきりと意思表示していなければ、家族の承諾だけ
で臓器摘出されます。臓器提供が優先されれば、十分
な救命治療を受けられない可能性があります。
死刑制度に反対しています
出口王仁三郎は、死刑廃止を主張し、
「死刑を廃止することは至極結構なことで、悪い事をしても、死刑にするというのは余りに可哀そうなことである。元来、刑法の目的は遷善悔悟にあるので、復讐的であってはならない。殺してしまっては改善の余地がなくなるではないか。人を殺したから殺してしまうというのは、復讐的で愛善の精神に背反するもので、実によろしくない」
と、述べています。
私たちの主張
全ての生きとし生けるものの成長と発展を維持することが、この世に生命を受けた私たちの重要な役割であり、他の生命を傷つけ奪う行為は、決してあってはならないことです。
死刑を執行することは、本人の更生の機会を完全に奪うものであり、また被害者やその遺族の方々への心よりの謝罪の機会をなくすものです。
私たちは、死刑執行の即時停止と死刑制度の廃止を主張します。
死刑を止めよう宗教者ネットワークに参加しています
死刑についての議論を広く行い、命について考える機会をできるだけ多く設けようという目的のもと、①情報交換や共同行動を行う、②1年に数回集会を行うことを目指して、2003年6月に超教派の「死刑を止めよう」宗教者ネットワークが発足しました。
現在、年2回の死刑廃止セミナーと年1回の死刑執行停止を求める宗教者の祈りの集いを開催しています。